
台湾の法定最低賃金
台湾の法定最低賃金とは
台湾の法定最低賃金は基本給与(基本工資)と呼ばれ、「労働基準法」及び「基本工資審議辦法」によって規定されています。毎年第三四半期中に労働部によって招聘された各界の有識者による「基本工資審議委員會」によって審議され答申されたものが、行政院の公布にとって決定されます。
台湾の法定最低賃金とは
台湾の法定最低賃金は基本給与(基本工資)と呼ばれ、「労働基準法」及び「基本工資審議辦法」によって規定されています。毎年第三四半期中に労働部によって招聘された各界の有識者による「基本工資審議委員會」によって審議され答申されたものが、行政院の公布にとって決定されます。
台湾最低賃金の種類
最低賃金には2種類あり、月給と時給、それぞれ最低賃金が設定をされています。これらの調整については、社会情勢を加味し、それぞれ別々に調整が行われた結果だとますので、同時に調整が行われるとは限りません。
台湾の物価についても解説していますので、一緒に読んで頂くとより分かり易いと思います。
【参考】台湾の物価について
これまでの台湾賃金推移

これが過去の賃金推移ですが、ここ数年は毎年最低賃金が上がり続けています。台湾も少子高齢化で人材不足が顕著になりつつあることも影響の一つとしてはありますが、台湾政府が政策的に上げ続けている背景には、台湾自体が経済が離陸を始めた頃の労働集約産業である物づくりの国から、サービス業や高付加価値産業へシフトしてきていることが大きく、この傾向は今後も続いていくと考えられます。

2020年台湾の法定最低賃金はどうなる?
2020年からの台湾法定最低賃金
2020年1月1日からは再び法定最低賃金が改訂されます。
月給:23,100元 → 23,800元 (+800元、3.03%)
時給:150元 → 158元(+8元、5.33%)
まとめ
正社員の場合、雇用情勢等から最低賃金での雇用というのはさほど多くないとは思われますが、アルバイトの場合は最低賃金で設定のところも多く、影響には留意する必要がありそうです。