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【解説します】台湾総統選挙最新情勢 支持率は?

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2020年の台湾総統選挙は1月11日の投票日まで残り1ヶ月となり、本格的な選挙戦に突入しました。現在の各候補者の支持率も含め、最新情勢についてわかりやすくまとめました。

総統選挙制度について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

最新の台湾総統選情勢

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各世論調査では蔡英文総統がリード!!

中央選挙管理委員会へ立候補登記が行われ、立候補者が確定した直後から現在までの各社世論調査の結果はいずれも蔡英文総統が韓国瑜候補、宋楚瑜候補を大きく引き離して有利な情勢です。

台湾の世論調査は、報道機関や調査機関が民進党と国民党のいずれの色合いが強いかで結果に振れが生じやすい傾向があります。例えばTVBSや中国時報などは国民党に有利な結果が出やすい傾向があり、逆に自由時報などは民進党に有利に出ます。したがって各社の結果を比較して全体感を把握する必要があります。

直近の1ヶ月では、若干ですが、蔡英文総統の支持率が上昇傾向、逆に韓国瑜候補の支持率が下がり気味でその差が開きつつあります。宋楚瑜候補はほぼ横ばいです。

蔡英文総統がリードしている2つの要因

当初情勢が不利と言われていた蔡英文総統ですが、ここに来て大きく他候補をリードしています。何故蔡英文総統が盛り返し、韓国瑜高雄市長の支持が落ち込んでいるのでしょうか?

外的な要因としてはやはり香港で続いている反送中デモの混乱が挙げられます。香港政府がデモ排除を強行していることで、中国政府への警戒感が台湾市民の間でも広がりました。加えて先日の香港区議会選挙でも民主派が圧勝して香港市民の世論が明確に示されたことも大きいと考えられます。

蔡英文総統はデモ直後からデモへの支持を明確に表明したのに比べ、韓国瑜高雄市長は記者からの質問に「知らない」と答えて世論の反感を買うなどしたことも響いています。

国民党内の挙党体制にも綻びが見えることも原因と見られます。国民党の推薦候補の決定過程で複数候補がで、また鴻海精密の郭台銘董事長が立候補を表明し、様々な思惑と駆け引きで韓国瑜高雄市長に決定した経緯から、韓粉と呼ばれる熱烈な支持者以外には広がりが欠ける結果となっています。

当初は韓国瑜高雄市長が有利だった

潮目は8月だった?

当初からの世論調査での支持率を蔡英文総統と韓国瑜高雄市長とで比較してみました。

今年2019年年初は韓国瑜高雄市長の支持率が蔡英文総統の支持率を大きく引き離していました。その後、国民党側は公認候補決定の過程でごたごたがあり、香港デモの影響もあって8月を境に支持率が逆転しました。

総統選挙の見通しは?

投票まで1ヶ月余り、この間大きな突発的な出来事が起きない限り、現段階では蔡英文総統の優位は変わらないと考えて間違いなさそうです。

ただ、台湾の選挙では、双方によるスキャンダル暴露合戦等が激しく行われる傾向があり、まだ何が起きるか余談を許しません。

このブログでは引き続き選挙情勢をお伝えしていきます。

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