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台湾と日本の物価感覚比較

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台湾に来たり住んだりしていると、日本人感覚では台湾の物価の方が安く感じることが多々あります。(勿論消費対象によりますが。)レート換算して日本円でみているわけですが、これだけでは台湾人の物価感覚を理解するのはなかなか難しいようです。台湾でビジネスを行う為にはこの物価感覚を理解して台湾人の感覚を理解することが必要です。ここでは簡単に台湾人の物価感覚を理解できる方法を紹介します。

目次
  1. 台湾の大卒初任給
  2. 日本の大卒初任給
  3. ビッグマック指数
  4. 物価換算法
1.台湾の大卒初任給

台湾の労働部が発表した「薪資行情及大專生就業導航」調査統計結果によれば、2018年の新卒初任給平均は下記の通りとなっています。(参考換算レート: NT$1=JPY3.53 / 2019年09月08日現在)

  • 研究所(博士)卒:NT$67,495 (JPY: 238,257)
  • 研究所(修士)卒:NT$49,017 (JPY: 173,030)
  • 4年制(学士)卒:NT$30,422 (JPY: 107,389)
  • 専科学校卒:NT$31,331 (JPY: 110,598)

台湾の場合、日本のような一斉採用のような習慣がなく、業種によって振れ幅は大きくなっています。

2.日本の大卒初任給

日本の厚生労働省が発表した「賃金構造基本統計調査結果」によれば、2018年の新卒初任給平均は下記の通りとなっています。

  • 大学院(修士)卒:JPY238,700
  • 大学(学士)卒:JPY206,700
  • 高専・短大卒: JPY181,400
3.ビッグマック指数

物価を比較するためのINDEXとしてマクドナルドのビックマックを用いたいと思います。ビックマックは世界中で同一品質のものが販売され、FLコストや光熱費、賃貸料等で販売価格が決定されるため、購買力の比較に使われます。1986年にイギリスの経済誌「エコノミスト」で提唱され毎年掲載をされています。本ページでは直接ビックマック指数を用いませんが、比較しやすい指数としてビックマックの価格を参照します。因みに、日本のビックマックはJPY390、台湾のビックマック(大麥克)はNT$82(2019年9月現在、いずれも単品価格)となっています。

4.物価換算法

ここから本題に入ります。私たちが台湾のマクドナルドに行ってビックマックを単品で注文したとします。台湾のビックマックはNT82ですので、日本円換算だとJPY288です。日本でビックマックを買うとJPY390ですから、台湾のマクドナルドは安いなと感じます。(価格は2019年9月現在)

しかし、所得から見てみると感じ方は変わって来ます。大卒の初任給で比較をしてみましょう。

それぞれ初任給で何個ビックマックを買えるか見てみます。台湾だと371個買える計算になります。日本では530個買えます。商品自体は全く同じ品質・量の物とした場合、台湾人の方が所得に対するビックマックは高くなるということになります。台湾と日本のその差は6.79倍となります。

我々日本人が台湾で価格をみるときに、約7倍して日本円で読み替えれば物価感覚を感じることができます。ビックマックでいうと台湾元でNT$82ですから、

「82元 × 7 = 574円」

すなわち、台湾人がビックマック1個を買うのは、日本人が574円でビックマックを買う感覚と同じということになります。ちょっと高く感じますね。他のものにも当てはめられます。バスは1区間どこまで乗っても15元ですが、7倍して貨幣単位を変えると105円、これは日本より安いです。

このような感じで色々試してみて下さい。今までと違った見方ができますよ。

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