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米国国防省が台湾へのF16供与を議会へ通知

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本日、8月16日の報道で、アメリカ国防省の安全保障政策を担当する国際安全保障協力局(DSCA)は台湾へのF-16V Block70 66機を含む武器供与を承認し、議会へ通知したことが明らかになりました。

F16の供与は、中国の戦力近代化と増大によって台湾海峡両岸の軍事バランスが崩れてきている中で、長年台湾側が熱望していたもので、ようやく議会の承認が得られれば台湾への供与が決まる運びをなりました。

台湾空軍の現有戦闘機は、F-16A/B 142機、ミラージュ2000 55機、台湾が自国開発してIDF(経国)129機となっていますが、導入から時間が経ち近代化が課題となっていました。

F16に関しては1997年に米国からの供与が始まりましたが、当時既にF-16の生産は最新型のC/Dが主力となっていたものの、既に旧型となりつつあったA/B型が供与されたという経緯があります。現在運用されているA/B型についても2012年に1296億台湾元の予算をかけて米国よりアップグレード部品を取得、主にはAN/APG-83 アクティブフェーズドアレイレーダー等となっており、昨年より順次換装が始まっています。

今回のタイミングでの決定は、米中間の貿易摩擦が激しさを増す中で、香港の「反送中」抗議活動、来年初には台湾総統選挙が控えるという微妙なタイミングの中での決定であり、メッセージ性の強い決定とも言えます。

Block 70/72(F-16V)
2012年2月に発表された近代化改修型。形式番号の「V」はF-16の非公式名称である「バイパー」に由来し、ロッキード・マーティンではF-16Vの名称は使われていないが、スロバキアの発注に際してF-16Vの名称が使われた。
AN/APG-83 AESAレーダーの装備やコックピット・アビオニクスのアップグレードによって、F-16E/Fと同等の能力を得るとされる。
また、F-16Aなどの初期型からの改修も可能。自動地上衝突回避装置(Auto GCAS)の搭載やJHMCS IIへの対応が行われ、機体フレームの強化によって耐用飛行時間が12,000時間となる。

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